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【2022.11.10.GIR公開セミナー報告】”ADAPTATION STRATEGIES IN A CLONALLY EVOLVING FUNGAL PATHOGEN”

イベント報告
2023.2.6

◆講演者:Dr. Antonio Di Pietro(スペイン、コルドバ大学、教授) 

◆講演タイトル:“ADAPTATION STRATEGIES IN A CLONALLY EVOLVING FUNGAL PATHOGEN”

◆日時:2022年11月10日(木)

◆会場:東京農工大学 府中キャンパス2号館4階 2-401、Zoom

◆言語:英語

◆開催担当者:有江 力 教授 (グローバルイノベーション研究院 食料分野 福原チーム)

開催案内

◆参加人数:  35名

講演概要

菌類病原体の特徴は、宿主との相互作用の中で自らの成長と代謝を動的に再形成する能力を持つことです。 菌類の感染プロセスは、細胞シグナル伝達と遺伝子発現を介した急速な宿主応答の中で進行しますが、その基盤には、菌のゲノム構造の長期的な変化が関わっています。 この驚くべき細胞および遺伝的可塑性の分子基盤を理解することは、菌類病を制御するために重要です。

Di Pietro研究室では、土壌に生息する菌類であるFusarium oxyspoprumの宿主適応について研究しています。F. oxysporumは、100 を超えるさまざまな作物で維管束萎凋を引き起こし、ヒトでは生命を脅かす感染症を引き起こします。 驚くべきことに、F. oxysporum の ある分離株は、トマト植物、免疫抑制マウス、および昆虫宿主ガレリアを殺すことができます。 我々は、実験的進化と逆遺伝学を組み合わせて、宿主適応のダイナミクスを追跡し、根底にある分子メカニズムを特定するために、特にMAPK制御の侵襲的増殖と遺伝的変異の生成におけるトランスポゾンの役割に焦点を当てています。

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