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【2026.6.16 GIR公開セミナー報告】Dr. David Mendoza-Cózatl / Dr. Norma Castro-Guerrero

イベント報告
2026.6.16

◆講演者:Dr. David Mendoza-Cózatl (ミズーリ大学、教授)
      Dr. Norma Castro-Guerrero (ミスーリ大学、研究員)
◆講演タイトル:”New Insights into the Molecular Regulation of Iron Homeostasis in Plants”
         “Iron Deficiency, Organelle-Specific Redox Dynamics, and Evolutionary Conservation of Fe Signaling in Land Plants”
        
◆日時:2026年6月15日(月) 15:00~16:30
◆会場:東京農工大学 府中キャンパス 6号館 2階 201セミナー室
◆言語:英語
◆開催担当者:グローバルイノベーション研究院・農学研究院 大津 直子 教授、 グローバルイノベーション研究院 安掛 真一郎 助教授 (グローバルイノベーション研究院  Global Research Hub 栄養塩マネジメント学拠点
開催案内
◆参加人数:25人

講演要旨

ミズーリ大学よりCastro-Guerrero博士およびMendoza-Cózatl博士をお招きし、JST-ASPIREプロジェクトにおける共同研究および研究交流の打ち合わせの後、セミナーを開催していただいた。

 Castro-Guerrero博士はredox sensitiveなGFPを用いて細胞の酸化還元状態を蛍光観察により定量する方法や、鉄栄養と酸化還元の関係についてご講演頂いた。またゼニゴケ属であるMarchantiaは鉄欠乏に対する耐性が強く、葉緑体合成や光合成を鉄欠乏下でも維持できることから、鉄の利用効率が高く、その機構解明は新たな知見をもたらすという興味深いお話を頂いた。

 David博士は、植物が鉄欠乏を感知する機構として、葉緑体中タンパク中の鉄ー硫黄クラスターの崩壊が最も早い段階であるという新規の知見を紹介して下さった。さらに、Yeast one-hybrid法で植物の転写因子を網羅的かつハイスループットで解析する系や、植物のフェノタイプをAIを利用しながら3Dで構築する系の構築についてもお話しいただいた。

 お二方のお話は、植物栄養学分野に限らず、広く植物学、細胞生物学に興味のある聴衆に魅力的なものであり、講演後には多くの質問が出て、それらに丁寧に答えて頂いた。

 また、ARPIRE事業にてミズーリ大学に留学する予定の大学院生も複数聴講し、一部の学生はCastro-Guerrero博士およびMendoza-Cózatl博士と研究交流を深めた。

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