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栄養塩マネジメント学拠点

  • 研究概要

    本研究は農学・工学、土壌・水、ウェット・ドライ手法といった学術分野、フィールド、手法を横断する 専門家で構成するチームを構築し、21 世紀の食料・環境に関与する大きな課題である栄養塩(窒素・リ ン)の革新的なマネジメント技術を開発することを目的とする。食料の安定生産を担保する農業、食品・ 製造業・林産業において、窒素・リンは必須元素である一方、過剰な利用により水質汚染や地球温暖化問題が顕在化している。また、我が国はリンを 100%輸入に依存しており、資源回収と再利用が重要になっ ている。栄養塩マネジメントの重要性が喧伝されている一方、学術分野、フィールドにおいて研究が独立 しており、水平展開や統合が図られていない。そこで、土壌・水・バイオマス循環再利用に携わる農学・ 工学を専門とする研究者が集う日本・ドイツの共同コンソーシアムを中心に、栄養塩マネジメントに関わる革新的技術の開発を目指す。具体的には、日本側チームは、微生物探索と機能解析、水処理、資源回収 と循環再利用、および農地での栄養塩管理手法を開発し、ドイツ側チームは、網羅的遺伝子・タンパク質 発現や機械学習手法を確立し、実証フィールドの提供を行う。さらに、国際研究拠点強化として、アメリカ、アイルランド、韓国、台湾の研究者が参画し、最先端分析手法の提供、機構解明の観点から、革新的技術開発を強力にバックアップする。各国の研究の強みを補填して相乗的な進展を目指すとともに、農学・工学や土壌・水分野を横断する栄養塩マネジメントの英知を涵養した若手の育成を目指す。 

代表者について

外国人研究者について

その他の研究者

岡崎 伸(農学研究院・教授)
伏見 千尋(工学研究院・教授)
小池 伸介(グローバルイノベーション研究院・教授)
橋本 洋平(農学研究院・准教授)
梅澤 有(農学研究院・准教授)
兼橋 真二(工学研究院・准教授)
安掛 真一郎(グローバルイノベーション研究院・特任助教)

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