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【2023.11.15 GIR公開セミナー報告】Dr. Dagmar Voigt “Insights into the plant-arthropod interface and its significance in plant-arthropod interactions”

イベント報告
2024.1.22

◆講演者:Dr. Dagmar Voigt (ドイツ、ドレスデン工科大学、プロジェクトリーダー)
◆講演タイトル: “Insights into the plant-arthropod interface and its significance in plant-arthropod interactions”
◆日時:2023年11月15日(水) 16:00~17:30
◆会場:東京農工大学 府中キャンパス 2号館 1階 2-14講義室、Zoom
◆言語:英語
◆開催担当者:鈴木 丈詞 教授(グローバルイノベーション研究院 食料分野 福原チーム
開催案内
◆参加人数: 30名

講演概要

 Dagmar Voigt先生は昆虫と植物の相互作用研究を専門とし、特に形態学や物理学的アプローチを得意とされる世界的にもユニークかつ重要な研究成果を発表されている研究者である。
開催担当者の鈴木とは、以前から共同研究を実施し、2020年には農業害虫のハダニ類に対する植物油の殺卵活性機構に関する国際共著論文を発表している(Takeda et al., Engineering in Life Sciences 20, 525-534, 2020)。
 今回、Voigt先生は11月1日から22日まで本学に滞在し、同15日にGIR公開セミナーを開催した。開催方式はハイブリッドとし、現地参加者は9名、オンライン参加者は21名の合計30名が本セミナーに参加した。セミナーでの講演内容は、ドイツ、主にドレスデンにおける日本との歴史的な自然科学面における関係性の紹介から始まり、次に、ご自身の研究成果である植食者昆虫による植物体の認識機構や、葉に産下する卵の固定方法など、理論的かつ実験的なデータをもとに、ご説明いただいた。
さらに、これら研究成果を基盤とした生物模倣学(バイオミメティックス)的な社会実装の可能性についてなど、異なる分野の参加者との熱心な議論に発展した。
 本セミナーおよびGIRの招聘事業により、Voigt先生と本学の複数の研究室との関係性を構築することができ、今後、昆虫学と植物学のさらなるコラボレーションへの展開が期待できる。

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