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【2023.12.25 GIR公開セミナー報告】Dr. Yasuo Yoshikuni “Opportunities for facility enabled science at the DOE Joint Genome Institute (JGI)”

イベント報告
2024.1.11

◆講演者:Dr. Yasuo Yoshikuni (米国、ローレンス・バークレー 国立研究所、グループリーダー)
◆講演タイトル: “Opportunities for facility enabled science at the DOE Joint Genome Institute (JGI)”
◆日時:2023年12月25日(月) 14:30~15:30
◆会場:東京農工大学 ⼩⾦井キャンパス 8号館 2階 L0821講義室、Zoom
◆言語:英語
◆開催担当者:新垣 篤史 教授(グローバルイノベーション研究院 エネルギー分野 田中 剛チーム
開催案内
◆参加人数: 40名

講演概要

2023年12月25日に、ローレンスバークレー国立研究所の先生Yasuo Yoshikuni先生をお迎えし、GIR公開セミナーを開催した。
吉国先生は合成生物学をご専門としており、CRAGEシステムなど汎用性の高い遺伝子組み換えシステムを開発されており、世界的に著名な研究者である。今回のセミナーでは、ご自身が現在取り組まれている研究及び、他の研究機関と共同で取り組まれている研究課題の最新の成果についてご講演いただいた。
講演の中では、CRAGEシステムを利用して作成した微生物の変異株ライブラリーからの有用変異株のスクリーニング、及び利活用の方法について網羅的にご紹介いただいた。変異株ライブラリーからの有用微生物変異株の獲得のお話では、植物(シロイヌナズナ)の成長促進を促す微生物(Plant growth promoting bacteria: PGPR)のお話を中心にされていた。PGPRは持続可能な社会の実現に向けて、化学肥料の使用を可能な限り制限した農業の実現に必須な微生物であり、社会的な要求性も高い。講演の中では、植物に播種した際に成長促進を促す微生物変異株のスクリーニングに成功した成果を含む最新の知見を丁寧にご紹介していただいた。
公開セミナーには学生を中心に40名超の参加者が集まった。学生から多くの質問が挙がり、わかりやすく丁寧にご回答いただき、活発な議論がなされた。学生にとっても非常に有意義な講演となり、今後の研究活動の刺激となるセミナーとなった。

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