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【2026.2.17 GIRセミナー報告】Dr. Arif Behic Tekin “Al-Integrated Framework for Dynamic Variable Rate Irrigation”

イベント報告
2026.4.15

◆講演者:Dr. Arif Behic Tekin (エーゲ大学、教授)
◆講演タイトル:“Al-Integrated Framework for Dynamic Variable Rate Irrigation”
◆日時:2026年2月17日(火) 13:30~15:00
◆会場:東京農工大学 府中キャンパス 連合農学研究科棟 4階 第2会議室
◆言語:英語
◆開催担当者:グローバルイノベーション研究院・農学研究院 加藤 亮 教授 (グローバルイノベーション研究院 食料分野 加藤チーム )
開催案内
◆参加人数:20人

講演概要

 「Al-Integrated Framework for Dynamic Variable Rate Irrigation (AI統合型の可変量灌漑システムの枠組み)」と題して、エーゲ大学のテキン先生に講演を頂いた。現在の地球規模課題として、人口増加と気候変動下における農業生産の安定性が、大きな課題として国際的に取り組む必要がある。とりわけ、農業における水資源は、極めて重要であるにもかかわらず、気候変動と様々な利害関係者との水利用の競合のため、十分に水が行き渡らない状況にある。そのため、灌漑における節水の必要性が従来よりも大きくなってきた。

 そこで、作物の蒸発散をモニタリングし、そのバラツキに対して適正量の水を配分する灌漑システム(Variabl Rate Irrigation: VIR)の開発し、実証実験およびその成果について解説いただいた。VRIメリットとして、水利用効率の向上以外に、農業生産物の品質向上、エネルギー効率およびコストの低下、土壌・水環境保全そして気候変動に強い農業の実現が可能であることを示された。

 内容について、多くの質疑応答が行われ、VRIの実施実験の結果と、今後のシステム改善、特に情報技術やAIとの連動性についての可能性が言及され、農学と工学技術の融合必要性が広く示された。加えて、VRIの社会的な受容が課題であり、農業者がとのようにVRIを使うのか、モニタリングデータをどのように取り扱うのか、ドローンやリモートセンシングデータの解析をどのように実施するのかについて、自動化といった制度や商業的な仕組みを確立することが重要であること等の意見交換がなされた。

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