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◆講演者:Dr. Marc Libault (米国、ミズーリ大学、教授)
◆講演タイトル:“Developing a new understanding of the soybean-rhizobia symbiosis using single-cell -omics approaches”
◆日時:2025年6月16日(月)(15:30~17:00)
◆会場:東京農工大学 小金井キャンパス 工学部講義棟 3階 L0035講義室
◆言語:英語
◆開催担当者: 工学研究院 寺田 昭彦教授、 農学研究院 大津 直子教授
(グローバルイノベーション研究院 Global Research Hub “栄養塩マネジメント学拠点”)
◆開催案内
◆参加人数:25人
講演概要
ミズーリ大学よりMarc Libault先生お招きし、GIR公開セミナーを開催した。Libault先生は、植物分野におけるSingle Cell Omicsを用いた研究で、世界的に著名な方である。特に本技術を、植物と微生物の共生メカニズムの解析に適応しておられる。
本セミナーではまず、根粒菌がダイズ根に感染して形成される根粒を10か所以上の部位、および感染、非感染細胞に分けて遺伝子発現を網羅的に解析し、それぞれに特徴的な発現プロファイルから機能解明をされている研究についてお話し頂いた。また多数の遺伝子を対象とし、蛍光プローブを用いて細胞レベルでの発現分布を調査されていた。さらに、シロイヌナズナを用いて、組織別の遺伝子発現を詳細に調べられており、転写因子が細胞のタイプ別に異なっていることを発見された。今後はそれら転写因子がどのような遺伝子をターゲットとしているかを調べ、組織ごとの遺伝子発現や生理機能の違いとの関連について、研究を発展されると話されていた。
公開セミナーには企業の研究者も参加しており、ご講演終了後には活発なディスカッションがあり、非常に有意義なセミナーであった。
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