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イベント報告

【2019.11.14 GIR公開セミナー報告】”Stream temperature response to environmental change” “Why results from bedload samplers typically used in wadeable US mountain streams can differ greatly?”

2019.11.21

講演者 

Prof. Robert Dan Moore (Department of Geography, The University of British Columbia, Canada)

“Stream temperature response to environmental change”

Dr. Kristin Bunte (Engineering Research Center, Colorado State University, USA)

“Why results from bedload samplers typically used in wadeable US mountain streams can differ greatly?”

◆日時:2019年11月14日(木)

◆会場:東京農工大学 府中キャンパス1号館1-11号講義室

◆言語:英語

◆開催担当者:五味 高志 教授 (グローバルイノベーション研究院  食料分野 五味チーム)

◆参加人数: 25名

開催案内

講演概要

流域の災害対策やグリーンインフラとしての森林管理において、物質循環系の重要な要素として河川管理と河川生態系の保全である。そこで、本セミナーでは、森林管理と河川環境の重要な指標としての水温変化として、ブリティシュコロンビア州立大学(UBC)の教授であるMoore博士と、河川における土砂移動研究の第一人者である、コロラド州立大学のBunte博士のセミナーを開催した。Moore博士からは、UBCの演習林における森林管理と水温変動の観測から、地下水や河床間隙の水移動が水温上昇を抑制する効果があることが示され、熱収支によるモデリングの結果から、森林間伐による水温上昇の予測が可能となることが示された。さらに、このような水温上昇モデルを活用することで、河川の魚類の生息についてもモデル化することが可能でることが示された。水温変動の詳細な観測とモデル化の両輪による研究が有効であり、今後、日本とカナダなどでの共同研究の可能性も示された。

Bunte博士からは、コロラドの河川における土砂動態の観測方法とモデル化についての最新研究成果が紹介された。土砂移動観測では、観測方法の改良として、河川内で水位が高い状態で効果的に土砂を捕捉できる新たなサンプリング手法の説明があった。これは、Bunte博士が、長年改良を進めたもので、さまざまな苦労のもとに完成した研究の逸話なども紹介された。また、この手法を用いた観測により、世界各地における土砂移動データを収得し、河川における土砂移動特性の一般化の可能性が示された。日本における観測展開と共同研究の提案などもあり、今後の研究に発展する内容となった。

水流出と土砂移動については、変動環境下における災害対策や災害に強い資源管理において重要な様相であり、両先生からの研究成果をとおして、カナダや米国などとの共同研究の可能性を議論できた。

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