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【2023.12.1. GIR公開セミナー報告】Dr. Widyanto Dwi Nugroho “Anatomical, Physical and Mechanical Properties of 20-years old clonal teak from East Java, Indonesia”

イベント報告
2023.12.7

◆講演者:Dr. Widyanto Dwi Nugroho  (インドネシア、ガジャマダ大学、准教授)
◆講演タイトル: “Anatomical, Physical and Mechanical Properties of 20-years old clonal teak from East Java, Indonesia”
◆日時:2023年12月1日(金)16:30~18:00
◆会場:東京農工大学 府中キャンパス 1号館 1階 1-11講義室、Zoom
◆言語:英語
◆開催担当者:半 智史 准教授(グローバルイノベーション研究院 食料分野 半チーム
開催案内
◆参加人数: 34名

講演概要

食料分野半グループでは、Widyanto Dwi Nugroho先生(Universtas Gadjah Mada, Indonesia)をお迎えして、公開セミナーを開催した。Nugroho先生は木材解剖学および樹木生理学の分野で最もアクティビティの高い研究者の一人であり、熱帯産木質バイオマスの特性に精通している。
今回は「Anatomical, physical and mechanical properties of 20-years old clonal teak from east Java, Indonesia」というタイトルでご講演いただいた。公開セミナーには、木材解剖学、樹木生理学、細胞生物学、セルロース科学に関連する教員、研究者や学生が参加した。オンラインでも配信したため、GIRメンバーである海外研究者のPeter Kitin先生、Jong Sik Kim先生にも参加いただいたことに加えて、多くの学外の研究者がセミナーに参加していたため、本学GIRでの活動を学外にアピールすることにも繋がった。
セミナーでは、ジャワ島東に植栽されたチークのクローン個体を解析した最先端の研究成果を紹介いただいた。熱帯産木質バイオマスとして重要なチークの生産効率の向上を考える上で、成長の早さから選抜されたクローン個体がどのような特性を持つのかといった情報は非常に有用である。さらに、成長を促進させるための間伐が機械的特性や材料特性などの様々な特性に与える影響についての有用な情報に加えて、温帯の木材生産の際には用いられることのない手法であるGirdlingの影響という興味深い話題についても提供をいただいた。今後の継続的な国際共同研究の遂行を含め、研究のさらなる発展が期待できる内容であった。
質疑応答の時間では、これらの興味深い研究成果や研究手法について活発な議論が行われた。セミナーには学生も参加しており、本学の学生にも刺激を与えることができ、教育面においても意義深いセミナーとなったといえる。

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