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洪水緩和における世界の農業システムの役割の解明

【食料】 ジュリアン ブランジェチーム

  • 研究概要

    洪水に関連する災害は、世界的に深刻な被害をもたらしています。欧州委員会が最近発表した報告書でも、すべての加盟国において農業システムの洪水防御対策が不十分であることが強調されています。直感に反することですが、この報告書は、農業システムが下流の洪水防止に顕著な貢献をしていないことも強調しています。

    農業システムは、表面流出水の減少や洪水を一時的に貯留することによって下流の洪水を軽減することができますが、場合によっては農業生産を犠牲にすることになります。将来の洪水被害を軽減するために、堤防やダムなどの堅固な洪水防御対策に全面的に依存することは問題であり、特に発展途上国においては、そのような対策が財政的に困難な場合があり、大きな残存洪水リスクに対して脆弱なままとなります(図1)。

    この研究プロジェクトでは、モデルシミュレーションを通じて、現在および将来の洪水事象を軽減するための世界の農業システムの役割を明らかにします。長期的には、農業システム、生物多様性、および洪水の間の複雑な相互作用を厳密に統合し、大陸および地球規模で適用可能な完全な枠組みを構築することを目指しています。

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